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原因別の解決方法について

 

原因別の対処法:


原因@:基本的な整備不足
  ⇒ 消耗部品や定期交換部品の交換などのメンテナンスを実施する
原因A:ガソリンの不良・不適合
  ⇒ スタンドやガソリンの種類を変える、ハイオク仕様車にはハイオク
原因B:エンジン内部の汚れ
  ⇒ ガソリン添加剤などで洗浄もしくはオーバーホール
原因C:関連部品の故障
  ⇒ 部品交換、整備工場やディーラーで修理

 

原因@:基本的な整備不足
まず、エアクリーナーエレメントやプラグ、エンジンオイルやオートマオイルなどが汚れたり摩耗したり劣化しているなど、必要なメンテナンスが不足しコンディションが悪い状態では、エンジンも正常に動かず、アイドリングが安定しない原因となることがあります。通常の利用であれば、定期的なオイル交換や車検の時のメンテナンスをしっかり実施していれば問題はありません。しかし、格安車検でメンテナンスしなかったり、過酷な条件で走行している場合には、まず、第一にシッカリとしたメンテナンス状態にすることが先決です。

 

 

原因A:ガソリンの不良・不適合
品質の悪い粗悪ガソリンを使うことでアイドリングが安定しなくなることがあります。日本の一般的なスタンドで給油する限りまず問題が起こることはありませんが、ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れた場合などにはごく稀に問題を起こす可能性があります。ガソリンを給油した直後からアイドリング状態に異常が現れた場合などは、次回は別のスタンドで給油するなどして様子を見た方がよいでしょう。

 

 

原因B:エンジン内部の汚れ
エンジンの内部に溜った汚れが、空気や燃料の流れを妨げ、安定しないアイドリングやエンジンの性能低下を引き起こすことがあります。ガソリンの給油口から注入することで手軽にエンジン内部を洗浄することができる「洗浄系ガソリン添加剤」を使ってみるのが良いでしょう。この洗浄系ガソリン添加剤は、ガソリンに混ざった洗浄成分がエンジン内部の汚れをキレイに落す強力な効果があります。

 

三菱のGDIエンジンやトヨタのD-4など直噴エンジン(筒内噴射エンジン)と呼ばれるエンジンでは、インジェクション(燃料噴射装置)の周辺に堆積したススや汚れが原因となり、エンジンの性能低下や安定しないアイドリングや黒い排気ガスなどの問題を起こすケースが多発してます。⇒直噴エンジン特有の問題

 

 

原因C:関連部品の故障
また、アイドリングコントロールユニットやスロットルセンサーやエアフロメータなどの部品の故障や汚れにより、アイドリングの状態を適性に保てず、回転数が不安定となることがあります。洗浄系ガソリン添加剤でこれらの部品の汚れを落としきれない場合は、技術力のある整備工場やディーラーに相談して、エンジンコンディショナーと呼ばれる薬品を部品に吹きかけて汚れを落としたり、故障している部品を見つけ出して交換します。
 

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